硝煙の漂う街に、僕は組み伏せられている。
「……モーゼルは馬賊の銃だ。場末の娼婦が持つようなモンじゃない」
大きな翼の生えたそいつはそう言って、僕から銃を取り上げた。
あいつを殺すために手に入れた、私の銃を。
「お客さん。もめ事は勘弁しておくれよ。……あと、本番は別料金だよ」
そして猫又の婆さんの言葉にくしゃくしゃに握り潰された紙幣の塊を放ると……。
僕に、その貧相なモノを容赦なく突っ込んできた。
「殺してやる……」
ギシギシと揺れる私の瞳に映るのは、窓の外の光景だ。
夕焼けに照らされた町並み。
部活帰りだろうか。私くらいの子たちが近所の学校の制服に身を包み、揚げたてのコロッケを食べながら楽しそうに歩いている。
そしてその影。たそがれどき……誰ぞ彼時の闇の中。
学校帰りに狩られたのだろうか。私より小さな子が近所の学校の制服に身を包んだまま、獅子に似た異形に苦しそうに押し倒されている。
少女達の笑い声と、その影に響くくぐもったあえぎ声。
どちらが本当なのか。
どちらも本当なのか。
「殺して……やる……ッ!」
僕はその答えを未だ出せないまま……。
怨嗟の声を絞り出し、翼の異形から放たれたモノを体の奥底で受け止めていた。
ここは銃把商店街。
力だけがモノを言う無法の街。
『銃把チキン商店街 ~Gungrip Shopping STreet~』
作業の合間にさりげなくこっそり用意していたので、来週くらいからプレストーリーとかデータとか公開しつつ、プレイヤー募集も始めます。
ただし今回は募集人数10名(忙しいので)、ゲーム内容は『18禁』です(えっちというわけでなく、グロ方面でも)。未成年のプレイヤーさまは参加ご遠慮ください。
いやまあ、ウチに来てる時点で18歳未満のPBMプレイヤーさんなんていない気もしますけど!
注:今日はエイプリルフールです