「マスター。これ、何ですか? 金属反応がありますけど」
「また大きなもの買って……」
「まあいいや。開けちまおうぜ。勝手に!」
勝手に!? もはやあたしに秘密を持つことは許されないわけですか?
「エロ同人誌の置き場、言ってやろうか?」
……いや、別に隠してないから。
「なんだこりゃ」
「これ、まさか……」
やっと届いたー!
難波駅の辺りでちょろっと見てから、ずーっと気になってたんですよねー。
「おお、俺のも……」
ないから。
こっちみんな。
そんなわけでジャズバンド構成にしてみた。ドラムスがないのは気にすんな。
「わーい。なんだかよくわかんねえがわーい!」
本当は神姫とかすたまでジャズやらせる予定だったんですが、お嬢が関節強度の都合でサックス持てなかったので、サックスをメイさんにお願いして2ndトロンボーンはモモさんに。
ペット1、サックス1、ピアノとボーカルがいてボーン2というトロンボーンに偏った構成ですが、単にあたしが学生時代ボーン吹きで思い入れが多かったから。それ以外に何の理由もありません。
ある程度スケール固定かと思ったんですが、割と激しくノンスケールでした。
トロンボーン大とペットは1/10、ボーン小は1/12、ピアノは1/12より小さくて、サックスはどう見ても1/6サイズ。本当にありがとうございました。
「実は吹けないんですけどね!」
いや、そこまで期待してないから。
そしてどう見てもこっちの方がサマになるこの連中。マジ音楽と無縁。
「えっへん!」
いばるな。
まあ、このサイズの楽器でホントに音出たら、超音波しか出ないんですが……。
まあ、そんな感じで楽器セットでした。モノ自体はイイ値段するだけあってなかなか良いモノなのですが、もともと重量バランスの良いものではない上に持ちやすい形状でもなかったので、持たせるのに本当にひと苦労。
ポロポロ落ちまくって泣きかけました。